悪役令嬢レベル99 ~私は裏ボスですが魔王ではありません~ 感想記事
早速最近読んだ漫画の感想を述べさせて頂ければと思います。
今回私が読みました作品は今年アニメ化もされている作品である
「悪役令嬢レベル99 ~私は裏ボスですが魔王ではありません~」です。
原作は七夕さとりさんで、小説家になろうにて2018年6月から連載され、
2019年5月からは書籍版がKADOKAWAさんから刊行されました。
その後、コミカライズもされ、2024年1月よりアニメ化もされました。
私は漫画でこの物語を知ったのですが、先が気になり、小説版も買うほどはまってしまいました。
あらすじは以下の通りです↓
RPG系乙女ゲームの世界に「悪役令嬢ユミエラ」として転生した
本編ではショボキャラのユミエラだが、実はエンディング後には裏ボスとして再登場し、勇者と渡り合う超絶ハイスペックキャラなのだ!!
ついゲーマー魂に火がつき、両親に領地で放置されているのを利用して、鍛えて!鍛えて!!鍛えまくった結果……
学園入学時に私はレベル99に達してしまっていた。
目立たず平穏に過ごすつもりが、入学早々ヒロインや攻略対象たちに『魔王』と疑われてしまい…?
漫画の1巻から引用したものですが上記の通り、RPG系乙女ゲームの世界に転生すると
いうよくある異世界転生ものではあります。
しかし、この小説は、従来の異世界ものとは違う独自の設定や、主人公である悪役令嬢
の魅力が多くの読者を引き込んでいます。
本作の特徴の一つである、主人公である悪役令嬢ですが、
能力はレベル99の裏ボスなものの、内面は転生してきたごく普通?の日本人の女子大生。
また転生した身であるため自身が転生したユミエラが、本来はどのような結末を
迎えるか知っています。
そのため、ゲームの本編に関わらず、ごく普通の生活を送ろうとするのですが
その力と彼女自身の性格も災いして、結局様々なことに巻き込まれていきます。
そんな物語の進行や彼女の内面の成長によって、時に読者は予想を裏切られる展開に
引き込まれていきます。
主人公の魅力と変遷
悪役令嬢であるユミエラは、ゲームの世界では元はそのゲームの主人公をいじめるなど
事情があったにせよ碌なキャラではありませんでした。
しかし、今回中身が違うこともあり、そのようなことは起こりえないのですが、
彼女の元々の性格がなかなかに破天荒なこともあり、結局多くのことが大事になってしまいます。
また、物語が進むにつれて彼女の内面や過去が描かれ、多面的なキャラクターとしての魅力が明らかになります。
他キャラクターの存在感
物語には主人公以外にも個性的なサブキャラクターが登場し、彼らの関係や成長も物語を豊かにしています。各キャラクターが持つ過去や秘密が、物語に深みを与え、読者を引き込んでいます。
特にパトリックというキャラはとてもまじめで何かと常識外れのユミエラと違い、
常識人な優しい青年が出てくるのですが、強さゆえにあまり他人から心配されない
ユミエラを心配しモンスターから庇おうとするなど、とてもいいキャラクターです。
この件がきっかけで、パトリックがユミエラと交流を持つようになり、
何かとユミエラがパトリックに心配をかけつつ、関係を深めていく感じになっていきます。
ただ、ユミエラが割とポンコツなところがあるため、この件ですぐに好きになるとか
ういうことはないのですが・・・
この二人がどのような関係性に発展していくのかそこもぜひ読んでいただき
確認してもらえればと思います。
無表情が多いユミエラが見せたこのシーンは本当に最高でした。
無表情の中に照れが感じられるのはとてもいいですね
まとめ
『悪役令嬢レベル99』は異世界小説の新たなるトレンドを築いている作品であり、その独自性とキャラクターの深みが多くの読者に支持され、遂にはアニメ化にまでなりました。
異世界設定、主人公の変遷、魅力的なキャラクターたちが織り成す物語の魅力を味わいつつ、今後の展開にも期待が膨らみます。
これからも物語の進化とアニメ化もされたことにより更に、注目が集まることでしょう。
是非皆さんも興味がありましたら、原作、漫画、アニメどれでもいいとは思うので
見て頂ければと思います!
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